2022.1.25②

他者にあまり理解されない自分に独特の感覚というのは誰しもが持っていると思う。わたしにも勿論ある。たとえば、わたしは羞恥をおぼえるシーンが一般的なそれと少し異なっていて、初めて会った人の前で服を脱ぐのには(相手が異性であっても同性であっても)全く抵抗がなく、しばしば呆れられるぐらいだが、一方で「あまり仲の良くない人(バイト先の同僚や上司など)にご飯を食べているのを見られること」をものすごく恥ずかしく感じる。たぶん排泄しているところを見られるのと同じ種類の羞恥だ。寝ているのを見られるのもダメ。三大欲求に関わりケモノじみているさまをを親しくない人に発見されるのが嫌なのか?でも性行為を覗かれるのは(されたことないけど)別に平気だと感じる。おそらく生殖目的での性行為をしたことがないからだと思う。

それから、他人に足の裏を見せるのがだめ。他人の足の裏を見るのもだめ。本当に何故だかわからないが気持ち悪い。

足裏に関わることだと、銭湯やプールの更衣室の床が汚い感じがして苦手。つま先立ちで歩いてさっさと靴下を履き髪も乾かさず逃げるようにロビーに出てしまう(これは結構わかるって人も多いんじゃないかな)。わたしは別に潔癖ではなくて、自室も散らかってるのにな。

恐怖を覚える対象もあまり共感してもらえたことがない。わたしはハザードマークの類がどうしても無理で、子どものころは家電についている三角形にエクスクラメーションマークのやつが書いてあるシール全部に上からプリキュアのシールとかを貼っていた。放射性物質のマークや薬局の扉とかに貼ってあるバイオハザードの☣などは見るだけで鳥肌が立つ。これは、緊急地震速報の音や津波警報のテロップが怖いのと同じだと思う(わたしは勿論どちらも大嫌い)。

あと、これは怖いってほどじゃないんだけどバス停が苦手。前住んでいたマンションの目の前にバス停があって、バスが来る前にそれを知らせる音が鳴るんだが、それが部屋の中まで聞こえてくるたびにちょっとゾッとしていた。知らない場所を行先に表示しているバスを見るとなんだか気味が悪くて目をそらしてしまう。

いよいよ誰にも理解されなさそうな感じになってきた。他にも苦手なものや羞恥を感じるシーンは沢山あるけれどここら辺にしておこうと思う。人のそういう話聞くの好きなので、なんかあったらぜひ教えてください。