2022.1.19

今日は新しいバイト先でせっせと働いておりました。職場を紹介してくれたともだちはそこで長く働いており、紙を揃えたり帯封をしたりする手捌きが異常にいい。事務職をやっていると皆こうなるのかと思うと、街を歩いている人々の群れの中にも沢山すごい人がいるんだなあと思って愉快な気持ちになる。ごくありふれた職業でもそれぞれ素晴らしいスキルを持っている、例えばバスの運転手なんかはめちゃくちゃすごい。どうやったらあんなでかい車両を狭いところでくるくる操縦することができるんだ。わたしは非常に不器用で要領も悪いので、「ふつうの」職業に就くのは難しいだろうなとおもう。自分の持って生まれた性分を恨めしく思いつつ、ぎこちなく封筒をカリカリやって不格好な糊代をつくる。弱弱しい握力で社会に何とかしがみつくか、それとも諦めて手を放すか。崖から落っこちた先は楽園かそれとも地獄か、案外どっちでもないかもしれないな。

これからも頑張って働きますぞ。